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Good Bye ピロリ [医療ネタ]

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以下は、私が2008年末から受けた胃の検査とピロリ菌除菌治療についての体験談。

●経過
2008/11/7 会社の人間ドックの胃のレントゲン撮影で要再検査と言われる。
嫌な予感がして去年パスしたのだがやはり・・
・・・・とにかく胃カメラが嫌なので、楽な方法はないかと色々調べて経鼻内視鏡検査に決める。
2008/11/21
~ 
2009/1/5
近くのクリニックで鼻からの内視鏡検査を受ける。 結果、委縮性胃炎と胃潰瘍の瘢痕多数。
当面の治療の為、H2ブロッカー(プロテカジン)を処方される。
自覚症状として時々痛みはあるがそれほど強くなかった。
胃潰瘍と言えば胃痙攣、吐血等の劇的な症状をイメージしがちだが、軽い症状でも潰瘍なのだ。
組織検査は異常なし。ピロリ菌陽性(実は昨年の血液検査で知っていたが)。
さらにペプシノーゲン検査という委縮性胃炎の進行度合いを見る検査では最悪の結果。
ピロリ菌除菌によりリスクは減少するが、委縮性胃炎は元に戻らない可能性もあるとのこと。
・・・癌でなくてよかったが、大変悲観的な話で結構落ち込んだ。
2009/1/6

2009/1/13
除菌開始。抗生物質(サワシリン3錠、クラリスロマイシン2錠)、H2ブロッカー(PPI:パリエット1錠)を
1日2回、1週間飲み、そのあと4週間後に呼気によるピロリ菌検査を受けるとのこと。
飲み始めて3日目に副作用が出てきたが、なんとか乗り切る。
味覚障害とあったが、私の場合食べ物の味は変わらずおいしいのだが、何も食べてないときに
やたら苦い感覚があった。これも味覚障害か。
・・・副作用が強くて断念した人もいるそうだ。
2009/1/14

投薬終了後しばらくは胃酸過多などの症状が出たがこれも徐々に回復。
しかし胃痛が全く出ないかというとそうではない。ピロリ菌はまだ生きているのだろうか。
2009/2/17 除菌の結果を調べる検査。
尿素呼気テスト と呼ばれるもので、薬を飲んで前後の呼気を採取し、調べる方法。結果は4日後。
・・・この日、私の前の患者が子供でインフルエンザのテスト見事合格(Aスペイン型)
おなじ診察室で、検査のため思い切り息を吸って肺に空気を入れろと言われた。
ちょっと嫌だったが、とりあえずインフルエンザには罹らなかった。
2009.2.20 検査の結果、ピロリ菌は絶滅したとの判定。闘いは終わった。
だめだと薬を変えてもう一度やらなければならないところ、1回で終わってくれて良かった。
しかし荒廃した胃が元に戻ったというわけではない。
netで調べたらビタミンAと食物繊維がよいとのことだ。
かなり進んだ委縮性胃炎が治るかどうか、次にペプシノーゲン検査と胃カメラを飲むまではわからない。       


●経鼻内視鏡検査のこと
胃の検査はバリウムしかやったことがなく、これも苦痛で大嫌いながら胃カメラよりはいいだろうと思っていた。
飲む必要がないと言われた以上、2度とバリウムは飲みたくないけど、毎年胃カメラはトホホ・・である。
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喉の麻酔のゼリーを飲まずに我慢しろと言われたが、どうしても我慢できずいくらかは飲んでしまった。
バリウムの炭酸もそうだが、我慢するのが苦手だ。
やってる時間はとても長く感じたが、確かに吐き気が起きることはなく、楽だったのだろう。
検査終了間際になって血が出たときは何が起きたのかとびっくりした。
鼻血だった。医者に言わせるとこんなに鼻血が出た人はいないんだそうだ。
終わってからもしばらく鼻血が続いた為、鼻に綿を詰めたまま会計をする羽目に・・(かっこ悪)
幼稚園児の頃よく鼻血が出る子だったが、今も変わってなかったらしい。

●感想
ピロリ菌がいることを知ったのは一昨年健康診断のオプション検査を受けたときだ。
大学生の頃から時折胃痛になっていたが、これまで大してひどい症状はなかった。
家族には胃の弱い人はおらず、学生の頃いろいろ出かけることが多かったので、旅行先等で感染
したのかもしれない。
ただ近年は以前より胃痛が起きやすくなっていて胃が弱っている感じがあった。
今思えば委縮性胃炎が進行してきていた証拠だったのだろう。
大したことがなくても時々胃の痛みがある人は早めの検査と治療をお勧めする。

●おまけ
検査~治療を受けたクリニックのある品川インターシティ付近。検査時はまだ11月だったので秋の風景。

東京の秋 3東京の秋 2東京の秋 1

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